【保存版】20代・30代のためのライフプランの作り方|将来の不安を安心に変える6つの手順

お金の基礎

「今の貯金で、将来結婚して子どもを育てていけるだろうか」

「マイホームは欲しいけれど、ローンを返しながら老後の資金まで貯められるのか」

20代や30代は、人生の大きな行事が重なる時期です。それと同時に、「将来のお金がなんとなく不安だ」という悩みがつきまとう時期でもあります。その不安の正体は、実は先が見えないことにあります。いつ、いくら必要になるのかが分からないから、怖くなるのです。

そこで役立つのがライフプラン表です。自分の人生の設計図を一度作るだけで、驚くほど心が軽くなり、今やるべきことが明確になります。今回は、初めての方でも迷わず作れる方法を解説します。

【準備編】ライフプラン作成に必要な「3つの持ち物」

計算を始める前に、まずは以下の3つを揃えましょう。

現在の家計状況(足元の軍資金をチェック)

今いくら持っていて、毎月いくら使っているかを知る出発点です。
主に調べるものは、以下のものです。

  • 現在の総資産額(銀行預金・タンス預金)
  • 運用資産額(NISA、iDeCo、金融商品など)
  • 現在の年間貯蓄力(年間でいくら貯金・運用に回せているか)
  • 年間の収支額の計算
  • 世帯年収の確認(既婚者の場合)

目標設定セクション(やりたいことのリスト)

「30歳で結婚したい」「旅行に行きたい」など、本音を書き出します。ライフプランは我慢するための表ではなく夢を叶えるための計画書です。

お金のことは無視してやりたいことを書き出しましょう。

  • 3年以内に叶えたいこと(例:ハワイ旅行にいく)
  • 10年以内に叶えたいこと(例:注文住宅を建てる)
  • 将来の夢・目標(例:50代で早期リタイア)

公的制度の知識

すべてを覚える必要はありません。困った時には国や会社が助けてくれる制度があると知るだけで、自分で準備すべき金額を正しく見積もれます。

【実践】ライフプランを作る「3つの手順」

さあ、準備は整いました。ライフプランを作成していきましょう。

年表セクション

下記の表のように、人生の行事を年表に書き出していきましょう。

私の未来設計図(ライフプランシート)
西暦自分の年齢家族の年齢ライフイベント予算(概算)
2026年30歳妻28歳 子0歳結婚、出産結婚(約327万円)、出産(約48万円)
2027年31歳妻29歳 子1歳教育資金子1人あたり(約1097万円)
2028年32歳妻30歳 子2歳
2029年33歳妻31歳 子3歳幼稚園入園
2030年34歳妻32歳 子4歳
2031年35歳妻33歳 子5歳
2032年36歳妻34歳 子6歳小学校入学
2033年37歳妻35歳 子7歳住宅購入約3719万円〜
2034年38歳妻36歳 子8歳
2035年39歳妻37歳 子9歳

引用:主なライフイベントにかかる費用

お金の概算セクション

大きな支出の目安金額を入れていきます。人生には特にお金がかかる3大支出があります。

  • 住宅資金:家を買うお金だけでなく、維持費や税金も考えます。
  • 教育資金:子どもの学費です。特に大学入学時はまとまったお金が必要です。
  • 老後資金:年金だけでは足りない分を、現役時代にどう貯めるか考えます。

収支のバランスセクション

毎年の手取り収入から生活費+行事の費用を引き、現在の貯金額に足していきます。これを20年、30年と続けていくと、貯金残高の変化が見えてきます。もし残高が足りなくなる時期があれば、そこが対策を考えるべきポイントです。

ライフプランのシミュレーションサイトの活用

自分で計算するのが難しい方は、無料で使える診断サイトを活用しましょう。

サイト名特徴こんな人におすすめ
日本FP協会「ライフプラン診断」最もシンプルで王道。9つの質問に答えるだけで、将来の収支グラフがすぐに見られます。まずは1分でざっくりとした将来を知りたい人
金融庁「マネープランシミュレーション」NISAなどの資産運用を含めたシミュレーションに強い。操作がしやすいです。投資を取り入れた将来設計を考えたい人
三菱UFJ銀行「ライフプランシミュレーション」詳細な設定が可能。シミュレーション結果をもとに、三菱UFJ銀行のコンサルタントに相談可能。本気で精度の高い設計図を作りたい人

家計を助ける会社の制度と公的支援4選

国や会社が主導している福利や支援は、余裕があるならば積極的に活用していきましょう。

ライフプラン手当(選択制確定拠出年金)

給与の一部を将来のために会社を通じて積み立てる制度があります。これを活用して積み立てに回すと、その分にかかる所得税や住民税、社会保険料が安くなるというメリットがあります。

参考:選択制確定拠出年金

出産育児一時金

子どもが生まれた時に支給される国からの支援金です。一児につき50万円支給されます。

引用:出産育児一時金等について

傷病(しょうびょう)手当金

病気やケガで長く休んだ際、給与の一部が補償されます。

参考:病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)

住宅ローン控除

家を買った後、数年間にわたり税金が戻ってきます。

参考:住宅ローン控除を受ける方へ

ライフプラン作成を絵に描いた餅にしないためのコツ

せっかく作成したライフプランも実行に移せなければ無意味になってしまいます。

固定費を真っ先に見直す

スマホ代や保険料など、一度見直せばずっと節約効果が続くものから手をつけましょう。

お金に働いてもらう仕組み作り

銀行に預けるだけでなく、投資などを活用して、効率よく資産を増やしましょう。

年に一度は内容を更新する

婚や昇給など、人生の変化に合わせて計画を書き換えましょう。

なぜ今、ライフプランの作り方を知るべきなのか

ライフプランを作ることで、何をすべきなのかがはっきりします。

お金を「見える化」すれば、不安は消える

暗い夜道をライトなしで歩くのは怖いものです。お金の不安も同じで、いくら必要なのかが見えないから、必要以上に節約して苦しくなったり、逆に使いすぎて後悔したりします。ライフプランを作って将来の支出を見える形にすることは、人生の進むべき道に明かりを灯す作業なのです。

「若さ」を味方にできる最大のチャンス

「お金が貯まってから考えればいい」と思っていませんか。実は逆です。お金がない若いうちこそ、計画が必要です。20代・30代には時間という武器があるからです。早くから準備を始めれば、少額の積み立てでも、効率よく資産を育てられます。

まとめ:ライフプランはあなたを縛るものではなく、「人生を自由に楽しむための地図」です。完璧を目指す必要はありません。まずは今日、やりたいことを1つ書き出すことから始めてみませんか。その一歩が、数十年後の大きな安心につながります。



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